月命日
- クリス

- 3月3日
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更新日:4 日前

3月3日はひな祭り。クリスの初めての月命日にもあたります。狭い我が家では、お雛様や兜などは、ピアノの上に飾るのですが、今はクリスの祭壇となっています。
とりあえず今年はお雛様はお休みです。来年までにお雛様の舞台はどこかに手当します。
ピアノの上は遺骨を納めた木箱や、写真、手形をとった石膏、毛を納めた小箱など、所狭しと並んでいます。
ごはんは1日1回だけですが、飽きっぽかったクリスが、今日は何なら食べるだろうと、毎朝考えて少量並べてみています。見ていない間に少しはごはんが減っていたりしていないかなと、莫迦なことを考えながら、この前に立って、毎朝スタートです。

暗くなると、クリスが待っているから、早く帰らなきゃと今でも思います。
そして、そうだ、もう待ってはいないんだ、と気がついて足が重くなる。
それでも、ひと月で少しはそんな事実にも慣れました。
以前読んだ「コーヒーが冷めないうちに」という本の最後にこんな一節がありました。 「私は思う、人の死自体が、人の不幸の原因になってはいけない。なぜなら、死なない人はいないからだ。死が人の不幸の原因であるならば、人は皆不幸になるために生まれてきたことになる。そんなことは決してない。人は必ず幸せになるために生まれてきているのだから」
毎日、クリスの写真を見て、クリスと話します。
最期の時は苦しかった。今でもあの時とった写真は辛くて見られないけど。
でも、クリスとの幸せな17年間全体を一緒に思い返すと幸せなことばかり。
こころがほかほかする。この記憶まで悲しみと共に閉じ込めるのはもったいないと、
ようやく、クリスがいなくて、いる毎日に顔を上げています。




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